激薬連打

2026-05-22 · 10min READ

フリーランスエンジニア4年目の年収と働き方 〜38歳・元薬剤師の現在地〜

元薬剤師、38歳、フリーランスエンジニア4年目。年収推移、収入の内訳、案件獲得、1日の働き方、薬剤師時代との比較まで、現在地をまとめました。

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フリーランスエンジニア4年目の年収と働き方 〜38歳・元薬剤師の現在地〜

こんにちは、しばやま(@shibayama_wks)です。

私は元薬剤師で、現在38歳のフリーランスエンジニアです。フリーランスになってから、4年目に入りました。

「フリーランスエンジニアって、実際どんな働き方をしてるの?」「年収はどれくらい?」と聞かれることがあります。

今日は、4年目に入った今の現在地を、書ける範囲で書いてみます。

経歴を軽く

  • 約7年、薬剤師として働く
  • 2021年、Webエンジニアに転職(33歳)
  • 2022年12月、フリーランスに転向
  • 2026年現在、38歳・フリーランス4年目

薬剤師→受託開発のエンジニア→フリーランス、という流れです。

年収について(現在)

まず年収の話から書きます。

4年目は始まったばかりで、年収はまだ未確定です。見込みもはっきりとは言えません。

なので、参考までに 過去の数字 を載せておきます。

立場年収(額面)
薬剤師時代(2020年)薬剤師 7年目約 600万円
エンジニア転職1年目(2021年)受託開発 会社員約 325万円
フリーランス1年目(2023年)フリーランス約 800万円
フリーランス2年目(2024年)フリーランス約 500万円
フリーランス3年目(2025年)フリーランス約 950万円

年収の推移について、詳しくは note 記事に書いています。

👉 【全公開】30代未経験のエンジニア転職で年収は下がる?薬剤師からフリーランスになり年収950万にV字回復するまでの5年間

収入の内訳

私の収入は、大きく2つに分かれています。

1. エンジニア案件(メイン)

準委任契約で、月額60〜70万円が単価のメインゾーンです。

「準委任契約」というのは、ざっくり言うと「成果物の責任を負わず、時間で契約する」スタイル。月160時間程度の稼働で、決まった月額をもらう形です。

2. Udemy講師

サブとして、Udemy でプログラミング系のコースを公開しています。

3年目時点でのUdemy 年間収益は約140万円(2025年実績)。月平均で約12万円くらいです。

ちなみに、Udemy講師活動はフリーランス転向後の副業として続けてきました。

案件の獲得方法

「フリーランス志望者が一番気になる部分」だと思うので、書いておきます。

私は基本的にエージェント経由で案件を取っています。

エージェントとは、フリーランス向けの案件紹介サービスを提供している会社のことです。

エージェントが企業との間に入って、契約・支払い・契約更新などのやり取りをまとめてくれます。営業活動が苦手な人にとって、ありがたい仕組みだと思います。

1日の働き方(平日)

完全在宅です。

私のある平日は、だいたいこんな感じです。

  • 5:00 起床
  • 5:00〜8:30 朝活(モーニングメソッド + 学習 + 個人開発 等)
  • 8:30〜9:30 朝食、準備
  • 9:30〜18:30 案件業務
  • 18:30〜19:30 夕食
  • 19:30〜20:00 夜活
  • 20:00〜21:00 ジム(平日毎日)
  • 21:00〜22:00 お風呂、X、就寝準備
  • 22:00 就寝

朝活はモーニングメソッドを含めて約3.5時間。夜活は1時間前後と短めですが、トータル4-5時間は「自分のための時間」を確保できています。

会社員時代だと、こんな時間配分は不可能でした。

残業はほぼない

準委任契約の良いところは、「契約時間外は基本的に働かない」という前提が共有されていることです。

今の案件は、忙しい時期もまだ来ていません。

これは案件にもよると思いますが、「炎上プロジェクトに巻き込まれにくい」というのも、エージェント経由案件のメリットの一つかもしれません。

(もちろん、炎上案件に当たることもあるので、嫌だと思った時はエージェントに相談して別案件に切り替えることもできます)

休日の過ごし方

休日は、平日の朝・夜のルーティンはそのままで、案件業務の時間を自分の副業や個人開発、遊びに充てる感じです。

具体的には:

  • Udemy のコース制作
  • 個人開発(現在は『激薬連打』)
  • 読書、運動、妻と過ごす時間

「自分で時間の使い方をデザインできる」というのが、フリーランスの大きな価値だと感じています。

薬剤師時代との比較

ここからは、数字じゃない部分の比較を書きます。

仕事のストレス:大幅に減った

薬剤師時代と比べて、仕事のストレスは大幅に減りました

これは2つの意味で。

1つは、毎日通勤して、決まった時間に職場にいて、決まった業務をこなす、という物理的な制約が消えたこと。

もう1つは、後述する「責任の質」が変わったこと。

自由度:大幅に上がった

時間も、場所も、仕事の選び方も、全部自分で決められます。

「子供が熱出した日に急に休む」みたいなことも、自分の裁量で調整できる(私の場合は子供はいませんが、もし生まれてもこの自由度は維持できそう、という意味で)。

専門性の積み上げ:自分次第

薬剤師時代は、職場で扱う薬剤や業務内容によって、積み上がる専門性が決まりがちでした。

フリーランスのエンジニアは違います。案件の選び方、自己学習、副業の方向性、全部自分で管理すれば、いくらでもスキルアップできる。

逆に言うと、自分で管理しないとスキルが伸びにくい、というのもありますが。

人間関係の悩み:減った

薬剤師時代は、職場の人間関係の悩みが、多少なりとも常にありました。

フリーランスになって、関わる人が「目的が合う人だけ」に絞れるようになりました。

エージェント経由案件のクライアント、Udemyの受講生、Xで繋がっているフォロワー、友人。

無理に関係を維持する必要がない、というのも気が楽です。

仕事で背負う責任の種類が変わった

これが一番大きな違いかもしれません。

薬剤師の仕事は、人の健康や命に関わる責任を負っています。

エンジニアの仕事も「責任ある仕事」ですが、コードのバグで誰かが死ぬ、ということはまずないです(医療系システム等の特殊な領域を除けば)。

「責任の重さの種類」が、根本的に違う。

これは、薬剤師時代に戻りたくないと感じる最大の理由かもしれません。

人の健康・命を扱う責任を、毎日抱えながら働く重さは、当時はそれが当たり前すぎて気付けなかったんですが、抜け出した今は実感としてあります。

これからどうするか

4年目の現在、特に大きく方向転換するつもりはありません。

今のところ、開発中の『激薬連打』をはじめ、個人開発を続けていくことは決めています。

私は元々「いつか自分のサービスを持ちたい」というのがエンジニアになった一つ大きな理由でもありました。

『激薬連打』というサービスを5/30にリリースしますが、これは「いつかやろう」と思っていたことの第一歩です。

フリーランス案件を主軸にしつつ、個人開発を並走させていく、というのが当面のスタイルです。

薬剤師から異業種に飛び込むという選択肢

私のように、薬剤師から異業種に転職する人は、滅多にいません

これは事実だと思います。

私自身、退職するとき、「なんで辞めるの?」と多くの同僚に不思議がられました。

そう思うのは、当然だと思います。同じ立場だったら、自分も全く同じ意見になっていたはずです。

「薬剤師は安定した職業」「待遇のいい資格職」というのが、多くの薬剤師の中での共通認識です。それを辞めるというのは、外から見れば「なぜわざわざ?」という反応になるのが自然です。

ただ、辞めた本人としては、今、本当に辞めて良かったと思っています。

私は別に、「薬剤師は辞めた方がいい」とおすすめしたいわけではありません。

ただ、もし今、薬剤師として働いていて、何かしらの違和感やキャリアに対する悩みがあるなら、異業種に飛び込むことも一つの選択肢として考えていいんじゃないか、と思っています。

理由はシンプルに、薬剤師の免許は、他業種に転職しても失効しないからです。

転職に失敗しても、その気になれば、また薬剤師の仕事を再開できます。

完全に仕事を失うことはない、という安心感があるのが、薬剤師をはじめ、医療系の国家資格を持っている人の強みです。

私自身、転職してから5年以上経ちましたが、もちろん薬剤師免許は今でも持っています。2年に一度ある届出も、自分で行なっています。

万が一、エンジニアの仕事がうまくいかなくなっても、薬剤師として復帰する道は残っている、という安心感は、心のどこかに常にあります。

「異業種転職」は、すごく勇気のいる決断です。実際私も非常に怖かった記憶が焼き付いています。

でも、医療系の国家資格を持っている人にとっては、他の職種に比べると、リスクが小さい挑戦かもしれません。

参考になれば。


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

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しばやま (@shibayama_wks)