2026-05-21 · 8min READ
薬剤師時代、業務効率化のためにアプリを自作した話 〜5人→4人体制を実現〜
薬剤師時代、FileMakerPro で業務管理アプリを自作。5人→4人体制、インシデント大幅減、残業ほぼゼロを実現した、ローコード業務改善のリアルを書きました。
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薬剤師時代、業務効率化のためにアプリを自作した話 〜5人→4人体制を実現〜
こんにちは、しばやま(@shibayama_wks)です。
私は元薬剤師で、現在はフリーランスのWebエンジニアをしています。
今日は、薬剤師時代に、業務効率化のために自作したアプリの話を書きます。
どんなアプリを作ったか
薬剤師の業務には、専門知識が必要な、複雑なチェック作業が含まれます。
その業務の課題が、いくつもありました。
- ピーク時に5人体制が必要なほどの作業量
- 確認漏れによるインシデントが時々発生
- 新人が参入しにくい(専門知識のハードルが高い)
- 残業が日常的に発生
これらを一気に解決するための業務管理アプリを、私が自作しました。
なぜ FileMakerPro を選んだか
ツールは FileMakerPro(略称 FMP)を使いました。
選定理由はシンプルで、職場で先輩が作った別のシステムが、既に FileMakerPro で動いていたから。
すでに導入されているツールなら、追加のライセンス購入も不要だし、職場で受け入れられやすい。
FileMakerPro は、いわゆる「ローコードツール」です。プログラミング言語をガッツリ書くというより、画面を組んで、データのリレーションを設計して、ボタンの動きをポチポチ設定していく形。
一部の条件分岐は、コードっぽいものを書きましたが、大部分は GUI 操作で完結します。
開発期間
ざっくりのスケジュールはこうでした。合計で約2ヶ月半。
- FileMakerPro の学習に約1ヶ月
- システムの実装に約1ヶ月
- 現場への導入・運用立ち上げに約2週間
本業の薬剤師業務をやりながら、空き時間と休日を使って進めました。
アプリの規模感
- 画面数: 10〜15画面
- 機能数: 具体的に数えていないが、メイン機能 + 補助機能を入れると30以上
データ構造としては、いくつものマスターデータをリレーションで繋いだもの。
複雑なリレーション設計の結果、「入力したデータに応じて、関連情報が一気に表示される」という、業務の流れに沿った UI が実現できました。
一番楽しかった瞬間
このアプリを作る中で、最も達成感を感じた瞬間は何かというと:
複雑にリレーションされたデータが、画面上で思い通りに表示されるようになった瞬間
データ構造を設計して、画面に紐付けて、入力したデータを保存して。
そして、別の画面で「このデータに関連する全情報」が一気に表示される。
このとき「よし、これで業務改善が達成できる!」と確信できました。
データの設計が、画面の動きに反映されていく。この「仕組みが思い通りに組み上がる感覚」を、当時の自分は初めて味わいました。
導入後の成果
このアプリを導入して、以下の成果が出ました。
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| ピーク時の人員 | 5人体制 | 4人体制 |
| インシデント | 時々発生 | 大幅減 |
| 残業 | 日常的に発生 | ほぼゼロ |
| 新人の参入 | 専門知識のハードルあり | ツールの使い方を覚えれば最低限のチェック可 |
特に「5人 → 4人体制」になったのは、職場として大きな成果でした。1人分の人件費が削減されると同時に、その1人を別の業務に割り当てられる。
当時の動機を振り返って
このアプリを作っていた当時、自分の中では「業務が大変だから、解消するツールを作る」という、ごく自然な動機しかありませんでした。
エンジニアに転職したいと思っていたわけでもないし、副業のつもりでもありませんでした。
ただ、振り返ってみると、私は「困っている人を、ツールで助けたい」という気持ちが、昔から強かったのかもしれません。
当時、私の頭の中にあったのは:
- 残業に苦しむ同僚たち
- インシデントに気を遣う先輩たち
- 専門知識のハードルに困る新人たち
こうした人たちの苦労を、ツールという形で軽くしたい、というのが正直な気持ちでした。
エンジニアとして個人開発をしている今も、この動機自体は変わっていない気がします。
締め
薬剤師時代に、業務効率化のためにアプリを自作した話を書きました。
ローコードツールでも、業務改善は十分に実現できる。
「自分の職場で、こういう課題があって困っている」という方は、身近なツールから手を出してみるのもアリだと思います。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
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