激薬連打

2026-05-27 · 7min READ

激薬連打を開発した理由 〜元薬剤師がタイピングゲームを作るまで〜

薬学生時代に苦しんだ薬名暗記、寿司打にハマった日々、エンジニア転職と『整える屋さん』の発想。元薬剤師が薬名タイピングゲーム『激薬連打』を開発するに至った理由を書きました。

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激薬連打を開発した理由 〜元薬剤師がタイピングゲームを作るまで〜

こんにちは、しばやま(@shibayama_wks)です。

今週末、薬剤師・薬学生のための薬名タイピングゲーム「激薬連打(げきやくれんだ)」のベータ版をリリースします。2026年5月30日(土)10:00、公開予定です。

🎮 公開URL: https://gekiyaku-renda.com/ ※ PCブラウザ専用です(モバイル非対応)

なぜこのサービスを作ろうと思ったのか、書いておきたいと思います。

自己紹介

簡単に私の経歴を書きます。

  • 約7年、薬剤師として働いていました
  • 2021年、Webエンジニアに転職(150社応募、内定2社)
  • 現在30代後半。フリーランスエンジニア4年目
  • Udemy講師(プログラミング系、6コース公開中)

「元薬剤師 × エンジニア × Udemy講師」という立ち位置で活動しています。

激薬連打とは

『寿司打』を遊んだことがある方には、これでだいたい伝わると思います。

寿司打の薬剤師バージョン」です。

お題が「お寿司のネタ」じゃなくて、薬の名前。

具体的にはこんな感じ。

  • 🎯 薬名モード(一般名)
  • 🩺 病名モード(疾患名)
  • 💊 副作用名モード

制限時間内に、ひたすら入力します。連続正解でコンボが発生して、爽快感があります。

無料で遊べます(ベータ版)。

開発した理由は「過去の自分を救いたい」

激薬連打を作ろうと思った理由は、シンプルです。

過去の自分のような人を救いたいから。

過去の自分というのは、薬学生・新人薬剤師時代の自分のことです。

薬学生時代、国家試験対策に苦しんだ日々

薬剤師になるためには、国家試験を突破する必要があります。

私が薬学部6年生のころ、毎晩遅くまで国家試験の勉強、特に暗記に追われていました。

膨大な薬の一般名。疾患名。用法用量のパターン。副作用…。

参考書を開くと、横文字と難解な漢字が無限に出てくる。「もう無理かもしれない」と何度も思った夜があります。

なんとか国試を突破して、薬剤師として働き始めましたが、暗記の苦行は終わらず。新人時代も、覚えることに追われる日々が続きました。

「学習が永遠に終わらない仕事だ」と、若い時の自分は思っていました。

プログラミング学習中、寿司打にハマった話

その後、いろいろあって2021年冬に薬剤師を退職することになります。

Webエンジニアへの転職に向けて、フルコミットで学習を始めました。

プログラミング学習には、progate、プログラミングスクール、Udemyなどを利用しました。

このプログラミング学習と並行して、私は『寿司打』にハマっていました。

エンジニアになるなら、タイピングは速くて正確に越したことはない。そう思っていたので、ホームポジションを守って正確に打つスキルを身につけたかったのが理由です。

毎日30分くらい、寿司打で練習しました。最高で高級コースで24,000円超まで到達しました。

当時のツイートです。

お題を無駄に暗記していた

ある日、ふと気付きました。

  • 「普段着はパジャマです」
  • 「コタツから出られない」
  • 「プールサイドで日光浴」

毎日プレイしていたことで、寿司打の高級コースに出てくるお題を、いつの間にかほぼ全て覚えてることに気づきました。

お題をパッと一目見れば、何を打てば良いかわかっている状態に。

お題の中にこんな引っ掛けがいくつかあることも覚えている。

  • 上から読んでも新聞紙
  • 下から読んでも新聞紙

でもこの暗記、寿司打以外には何の役にも立たないんですよね(笑)

そのとき思いました。

「楽しんでいるうちに暗記してしまえるなら、その対象が『役に立つもの』だったら最高じゃないか?」

薬学生だった頃の自分が、もし「薬名タイピングゲーム」があったら、勉強がもう少し楽しいものになっていたかもしれない。

このアイデアは長い間、心の片隅にありました。

「整える屋さん」としての発想

エンジニアに転職して6年目になる頃、自分について一つの気付きがありました。

私は「整える屋さん」なんだと。

過去に自分が躓いた道を、これから同じ道を歩む人が迷わないように整えて届ける。それが心地よくて、自然と手が動いてしまう。

  • 薬剤師時代、業務効率化のためにアプリを自作したことがありました。FileMakerPro で職場運用のツールを作って動かしていた経験。これがエンジニアに興味を持った一つのきっかけになっています。
  • Udemy講師としては「過去の自分にわかりやすく」をコンセプトに、プログラミング系のコースを作っています。
  • 現在、過去の薬学生・新人薬剤師時代の自分のために、激薬連打を作っています。

全部、ほぼ同じパターンでした。

過去の自分のような人を、楽しさで助けたい。

これが、激薬連打を開発する理由です。

なぜ「今」やるのか

正直、このアイデアは長年あたためてきたものです。

でも、ずっと「いつかやろう」で先延ばしになっていました。

転機は2026年4月、認知科学コーチングを本で学び、自分に対してClaudeでコーチングを始めたことです。

「コンフォートゾーンの外にGOALを設定する」というアプローチで、自分の中の本当にやりたいことを言語化していきました。

その中で、「薬剤師向けのタイピングゲームを作る」という決断が、自然と固まりました。

5月の連休明けから、約3週間で開発。

Next.js での個人開発は今回が初めてで、正直不安ばかりした。

それでも、Claude Code に協力にサポートしてもらいながら、ゼロから本番デプロイまでたどり着きました。

正直、

「自分が過去に欲しかったものを作る」ことの強さを、今、体感しています。「やる気を出す」「がんばる」が要らない領域に入りました。実装している時、自然と手が動いてしまう状態になっています。

締め

5/30、激薬連打のベータ版を公開します。

過去の薬学生・新人薬剤師時代の自分のような人に届くサービスになるよう、これからもコツコツ磨いていきます。

🎮 公開URL: https://gekiyaku-renda.com/ ※ PCブラウザ専用です(モバイル非対応)

リリース後、フィードバック・改善提案は X DM (@shibayama_wks) までお気軽にどうぞ。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。


しばやま (@shibayama_wks)