2026-05-24 · 8min READ
寿司打を高級コース24,000円までやり込んだ話 〜タイピング鍛え方〜
エンジニア転職前、3ヶ月間 寿司打にハマり、最終的に高級コースで24,000円超を達成。タイピング練習のコツとブラインドタッチ習得、AI時代の意義をまとめました。
- #タイピング
- #寿司打
- #エンジニア転職
※ 本記事はアフィリエイトリンク (広告) を含みます。
寿司打を高級コース24,000円までやり込んだ話 〜タイピング鍛え方〜
こんにちは、しばやま(@shibayama_wks)です。
エンジニアになる前、約3ヶ月の間、私は「寿司打」にハマっていました。
最初は高級コース(10,000円コース)で15,000円くらい。やり込んだ結果、最終的に24,000円超まで到達しました。
今日は、その話を書きます。
なぜ寿司打にハマったのか
2021年、薬剤師を辞めて、Webエンジニアへの転職に向けて学習を始めました。
プログラミング学習には、progate、プログラミングスクール、Udemy などを利用しました。
学習を始めて気付いたんですが、コードを書くときのタイピングのミスが多くて、地味にストレスでした。
修正のためにバックスペースを連打する時間が、思った以上に消費する。打つたびに「あ、またミスった」が起きると、集中力も削がれます。
そこで気付きました。
「エンジニアになるなら、タイピングは速くて正確な方が圧倒的に得じゃないか?」
考えてみると、エンジニアは基本的にずっとキーボードを叩く仕事です。
- コードを書く
- 検索キーワードを打つ
- Slack でメッセージを送る
- ドキュメントを書く
- メールを書く
1日中タイピングしている。これが速くて正確なら、単純に全ての作業が速くなる。
このことに気付いてから、「タイピングを意識的に鍛えよう」と思うようになりました。
元々、タイピングは「速いが正確性に難あり」だった
実は、エンジニアを目指す前から、私はタイピング自体は少し速い方だったと思います。
職場で「タイピング速いですね」と言われることもありました。
ただし正確性には難があったと自覚しています。
打ち間違えが多くて、よく削除して打ち直していました。
「速い」と言われていたのは、結局打ち直しを含めた感覚値だったのかもしれません。
プログラミング学習で「ミスが多くてストレス」を感じたのは、その不正確さがコードという「ミスが許されない領域」で一気に顕在化したからだと思います。
エンジニアの仕事を考えると、「速いけどミスが多い」よりも「多少速度を抑えても、ミスが少ない」方が圧倒的に有利。
そう判断して、寿司打で正確性を中心に鍛えることにしました。
寿司打を選んだ理由
寿司打は、私が通っていたプログラミングスクールでも薦められていました。
スクール側からは「高級コースで10,000円が最低でも出せるレベル」を目安として伝えられていた記憶があります。
ただ、私の場合は始めた時点で既に15,000円くらい出せていました。スクールの目安は超えていた状態です。
それでも「正確性をもっと鍛えたい」「せっかくならスコアを伸ばし切りたい」と思って、本気で取り組むことにしました。
タイピング練習サービスは他にもいろいろあります。e-typing なども試しました。
ただ、結果的にはほぼ寿司打しかやっていません。
理由はいくつかあります。
1. ゲーム性があって楽しい
一つ目は、「楽しいから」というシンプルな理由。
回ってくるお寿司を、時間内にどれだけ食べられるか。失敗するとお寿司が逃げていく。
ゲーム性があって、続けられたんですよね。
「タイピング練習」を「義務」として捉えると続かないけど、「ゲーム」として捉えれば続く。
毎日10〜30分やっても飽きませんでした。
2. 普段のタイピングと感覚が同じ(日本語ローマ字入力)
もう一つ大きかったのが、普段の日本語入力と同じ「ローマ字入力」で練習できること。
タイピング練習サービスの中には、英語(アルファベット)中心のものや、特殊なキー入力を要求するものもあります。
でも、私たちが日本で仕事として打つのは、基本的には日本語をローマ字入力するスタイルです。
寿司打はお寿司のネタや日本語フレーズを、ローマ字入力で打つ。練習がそのまま、実務のタイピング向上に直結します。
「練習のための練習」ではなく、「練習が即、仕事の力になる」感覚。これも、寿司打を選び続けた大きな理由でした。
英語入力との関係についての補足
ここで一つ、正直に書いておきたいことがあります。
プログラミングのコードは、ほとんどが英語(アルファベット)です。日本語のローマ字入力とは、感覚が違う部分があります。
なので、「寿司打だけで英語入力が完璧に鍛えられる」とは、私も思いません。
ただ、どのキーをどの指で打つかを無意識に一瞬で判断する能力は、日本語でも英語でも同じだと思っています。
実際、私の場合は寿司打で鍛えただけで、英語入力のスキルも同時に上がった実感があります。
ホームポジションが体に染み付けば、英語タイピングも自然にスムーズになる、ということなのかなと。
練習中のツイート
その頃、X(当時 Twitter)で日々の積み上げを記録していました。
「day28」は、プログラミングスクール開始から28日目という意味です。
毎日コツコツ続ける中で、スコアが少しずつ伸びていきました。
3ヶ月続けて、最終的に高級コースで24,000円超を出せるようになりました。
ホームポジション習得の鍵は「F・J の突起」
ブラインドタッチ(キーボードを見ずに打つ打ち方)を身に付けるには、ホームポジションを守るのが必須です。
両手の人差し指を「F」と「J」のキーに置いて、そこを基準に全ての指を動かす。
最初は不便です。むしろ自己流で打つ方が速く感じます。
私もそうでした。
でも、ある日気付きました。
「F と J のキーに、小さな突起があるじゃん」
それまで、突起があることに気付いていなかったんです。
「これ、目を閉じてても触れば人差し指の位置がわかる目印じゃないか」と。
それから、キーを見ずに人差し指の腹で突起を探って、F と J に合わせる、という動作が習慣化しました。
これがホームポジションを身に付ける一番のきっかけでした。
地味ですが、ここを意識するだけで、ブラインドタッチが一気に成立しやすくなります。
「正確性 > 速度」の方針
寿司打で意識していたもう一つのことは、「正確性を速度より優先する」でした。
「速く打てるが間違えまくって修正する」より、「少し速度を抑えて正確に打つ」方が、最終的には圧倒的に速くなります。
なぜか?
- 間違えた瞬間にバックスペースで戻す
- 戻すべき場所を視線で確認
- 打ち直し
この一連の動作が、想像以上に時間を奪います。
それに、毎回間違えると地味にイライラしてくる。集中力が落ちる。
「正確性を優先する」というのは、メンタル管理でもあると思っています。
24,000円超を出した時のスコア感
参考までに、私のピーク時のデータです。
- コース: 高級 10,000円コース【普通】
- 売上: 24,000円超
- 速度: 6.3 key/秒
「高級 10,000円コース」は寿司打の中でも難易度が高めのコースです。それで24,000円超を出すというのは、お寿司を高速で消費し続けた状態。
エンジニア転職を控えた私が、当時かなりやり込んだ結果でした。
エンジニア転職後、効果を実感した場面
転職して、エンジニアの仕事を始めて、寿司打で鍛えたタイピングが活きていることを何度も実感しました。
ちなみに転職直後、自分のタイピングスキルは同僚より高い方でした。
「エンジニアならタイピングが速いのは当たり前」と思っていたんですが、現場に入ってみると、必ずしもそうではない。タイピング速度・正確性は、エンジニアの中でもばらつきが大きいスキルです。
寿司打の3ヶ月で、知らない間にこれだけアドバンテージを作っていた、というのは嬉しい誤算でした。
1. コードを書く時のストレスが減った
タイピングが速くて正確だと、「書く」という作業そのものにストレスが乗らなくなります。
考えたことを、ほぼリアルタイムでコードに落とせる。これは思った以上に効きました。
2. 会議のメモ取りで困らない
オンライン会議中、リアルタイムでメモを取る場面。
ミスが少ないので、無駄に時間がかかりません。発言を聞きながら同時にメモができる。これも地味に強い。
3. 複数人の前で画面に入力するシーン
ペアプログラミング、画面共有しながらコードを書くシーン、勉強会のライブコーディングなど。
「人前でタイピング」は、緊張する場面です。タイピングが安定していると、ここで余計なストレスを感じずに済む。
苦手な同僚との対比
エンジニアの同僚に、タイピングが苦手な方がいました。
同じ「人前でタイピングする場面」で、その方がミスを連発してしまい、結果として参加者を待たせてイライラさせてしまうことがよく観察できました。
本人の責任ではないんです。タイピングスキルは、見えにくいけど確実に「他人への影響」を持っている。
これを実感してから、「タイピングは、エンジニアにとって基本中の基本のスキル」だと改めて思うようになりました。
AI時代でも、タイピングスキルは重要
「これからは AI がコード書くから、タイピングは不要」という意見もあります。
でも、私はそう思いません。
- AI に書かせたコードも、自分で直すことがかなりある
- AI に指示を出すプロンプトも、結局打つ
- ドキュメント、Slack、会議メモも結局打つ
「コピペ多用が大事、タイピングは関係ない」という意見もよく聞きます。確かにコピペは多用します。でも、コピペしたものを直すのも結局タイピング。
AI時代だからこそ、人間とコンピューターのインターフェースであるタイピングは、底力として機能し続けると考えています。
今、振り返って思うこと
フリーランスエンジニアになった今でも、あのときタイピングスキルを磨いておいて良かったと、心から思っています。
ブラインドタッチを含めタイピングスキルは、一度習得しておくと、スキルがなくなることはほぼありません。
自転車の乗り方と同じです。一度体に染み込んだら、何年経っても乗れる。
習得するなら、早いうちに練習を始める方が良いことは間違いないです。
一番伝えたいこと:練習は遊びになる
この記事で一番伝えたかったのは、これです。
タイピングゲームで楽しくタイピングスキルを習得できれば、練習は苦痛ではなく遊びになる。
「タイピング練習」を「義務」と捉えると続かない。でも、「ゲーム」と捉えれば、毎日10分でも続けられる。
そして、3ヶ月続ければ、スキルは確実に伸びます。
エンジニアに転職してから、寿司打で鍛えた3ヶ月は、何度も自分を助けてくれました。
「タイピング、ちょっと鍛えてみようかな」と思った方、ぜひ寿司打から始めてみてください。
自分でもタイピングゲームを作りました
実は私、この「寿司打 3ヶ月の体験」が原点になって、自分でもタイピングゲームを作りました。
『激薬連打(げきやくれんだ)』という、薬剤師・薬学生のための薬名タイピングゲームです。
私は元々、薬剤師として約7年働いていました。薬学生時代、膨大な薬名の暗記に苦しんだ夜が何度もあります。
あのときの自分が、寿司打のような楽しさで薬名を覚えられるサービスを持っていたら、勉強がもう少し楽しい時間になっていたかもしれない。
そう考えて、過去の自分のような薬学生・新人薬剤師に届けるサービスとして作りました。
サービスの詳細やプレイは、LP からご覧いただけます。
👉 激薬連打 LP はこちら: https://gekiyaku-renda.com/ ※ PCブラウザ専用です(モバイル非対応)
開発の経緯について、もっと詳しく書いた記事もあります。
👉 激薬連打を開発した理由 〜元薬剤師がタイピングゲームを作るまで〜
「寿司打で鍛えたタイピングで、今度は薬名を覚えたい」という薬学生・薬剤師の方がいたら、ぜひ覗いてみてください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
しばやま (@shibayama_wks)
